森づくり安全スポット情報

車両系林業機械の特別教育

2014年7月15日 更新


労働安全衛生規則が改正、新たに特別教育の対象に

 2013年12月から、「車両系林業機械」を使う業務(労働)に従事する方は、所定の特別教育を修了しなければならないこととされました。

 「車両系林業機械」と呼ばれる機械は、以下のようなものです。

フォワーダー
例:フォワーダー

【走行集材機械】

●フォワーダー

●集材車

●集材用トラクター

例:筑水キャニコム「スーパーやまびこ」

グラップル
例:グラップル

【伐木等機械】

●プロセッサ

●ハーベスタ

●フェラーバンチャー

●グラップルソー

●集積用グラップル

例:イワフジ工業「GPi40TC」(動画)

タワーヤーダ
例:タワーヤーダ―

【簡易架線集材装置】

●スイングヤーダ―

●タワーヤーダ―

●木寄せウィンチ

例:イワフジ工業「TYU-3」(動画)

※木材を吊り上げず、引きずって集材するもののみです。木材を吊り上げるものは「架線集材装置」とみなされ、別の特別教育の対象となります。

チェンソー伐木とは異なる災害リスクが

 これらの機械を使った作業では、チェンソーを使った伐木・造材作業やロープやトングを使う集材作業とは全く異なる事故・災害のリスクを考慮しなければなりません。

 

【このような悲惨な災害が起こっています】

●集材車ごと道から転落し、下敷きとなり死亡

●木材を積み込み中、突然動いた材に激突され死亡

●グラップルでつかんだ材が脱落し、近くにいた人に激突し死亡

●重機が旋回した時、後方にいた人が激突され死亡

●突然動いた材が重機のキャビンを突き破り、激突され運転者が死亡

●ワイヤーの巻き上げ合図を誤り、材に激突され死亡

ボランティアでも正確な知識・技能を

 ボランティア活動では集材車等は比較的使う機会が多いのではないでしょうか。ボランティア活動は業務ではないので特別教育の対象外ですが、チェンソーや刈払機の特別教育・安全衛生教育と同様に基礎となる知識・技能を習得する一つの方法として、受講するとよいでしょう。

特別教育の時間数

 特別教育の時間数は、機械の種類ごとに定められています。例として走行集材機械の場合、特別教育に必要な時間数は以下の通りです。

 学科 

計6時間

走行集材機械に関する知識

走行集材機械の種類・用途

1時間

走行集材機械の走行及び作業に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識

原動機・動力伝達機構・走行装置・操縦装置・制動装置・作業装置・油圧装置・電気装置・

付属装置の構造・取り扱い方法

1時間 

走行集材機械の作業に関する知識

走行集材機械による一般的作業の方法

2時間

走行集材機械の運転に必要な一般的事項に関する知識

走行集材機械の運転に必要な力学

電気に関する基礎知識

ワイヤロープの種類・取扱い方法

1時間

関係法令

法・令・安衛則中の関係事項

1時間

 実技 

計6時間

走行集材機械の走行の操作

基本操作

定められたコースによる基本走行および応用走行

3時間

走行集材機械の作業のための装置の操作

基本操作

定められた方法による原木の運搬

積み込み・荷降ろし作業の動作・操作(グラップル搭載フォワーダの場合)

3時間

特別教育が受講できる場所

車両系林業機械の特別教育を実施している機関をご紹介します。情報は随時更新します。


●林災防 都道府県支部

開催情報(走行集材機械)

開催情報(伐木等機械)

開催情報(簡易架線集材機械)

 

●キャタピラー教習所

開催情報(走行集材機械・伐木等機械・簡易架線集材機械)

参考リンク・参考資料

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