森づくり安全スポット情報

チェンソー作業のリスクと保護具

2015年7月7日 更新


チェンソー作業にはさまざまな危険が伴います。

適切に着用された保護具が、万一の事故からあなたを守ります。

チェンソー作業のリスクと服装、保護具

ヘルメット―落下物・転落から頭を守る

 上から物が落ちてきたり、高いところから転落したりすると頭や脳を損傷する恐れがあるので、ヘルメットで守ります。

 ヘルメットは取扱説明書に従って正しくかぶらないと、保護性能を発揮できないことがあります。説明書をよく読んでください。

フェイススクリーン―飛散物・ヤブから顔を守る

 ノコ屑や落ちてくる枝葉などが顔にあたると、ケガをしたり目を傷つけたりする恐れがあります。フェイススクリーンをかけて顔を守りましょう。

 フェイススクリーンは細かいメッシュでできていますが、小さなノコ屑はメッシュを通り抜けることがあるので、保護メガネを併用するのが望ましいです。

イヤマフ・耳栓―エンジン音から耳を守る

 エンジンの騒音は不快なだけでなく、長期間さらされ続けると聴力障害の原因になります。イヤマフや耳栓をつけて耳を守りましょう。

 耳栓はつけ外しが面倒で失くしやすいため、イヤマフの方が便利です。

目立つ色の服装―自分の居場所を仲間に知らせる






 はっきり視認できなかったことが原因で仲間を伐倒木の下敷きにしてしまった事故が発生しています。作業中の安全確認や、事故が起きたときの救助活動が確実にできるよう、目立つ色の服装をしましょう。

手袋―道具をしっかり握る

 手袋は滑りにくく、枝やとげによる手のケガを防げるものを使います。軍手は薄く容易にとげが突き抜けてしまうので、滑り止め付きのものであっても不適です。

 チェンソー作業用の革手袋には、手の甲の部分に防護素材が入ったものもあります。

防護衣―チェンソーのカッターから脚を守る

 チェンソーのカッターは、木を切るだけでなくしばしば使用者の身体も切ってしまいます。そのような事故を防ぐために、防護衣(チェンソーズボンまたはチャプス)を着用します。

 防護衣には特殊繊維でできた防護素材が入っていて、動いているカッターが当たると瞬時に巻きついてカッターを止めるようになっています。

 最新の製品は動きやすく、通気性がいいように工夫されています。表地は丈夫なので、ヤブをこいで歩いても脚をケガしません。

防護衣の詳しい解説はこちら

履物―滑落を防ぎ、落下物から足を守る

 山林内では滑って転落したり、足首をひねったり、切った丸太に足を潰されたり、チェンソーで足を切ったりする可能性があります。

 山林用ブーツは足首を押さえ、滑りにくくつま先に金属や樹脂の芯を備えています。また、チェンソー用の防護素材入りのブーツもあります。

保護具の働きを動画で見る

 メーカーでは、チェンソーを使って仕事をするあらゆる人の安全と快適さのために研究・開発を続けています。現在市場に出ている保護具は、その成果です。


 保護具を正しく着用することで、事故のときに被害を少しでも抑えるだけでなく、より快適に、集中して仕事に取り組むことができます。保護具は常に正しく使うようにしましょう。

●保護具には規格や寿命があります。規格を満たすかそれ以上の性能のものを使い、推奨する年限を過ぎたものや破損したものは交換しましょう。身体に合ったサイズのものを使いましょう。詳しくは販売店に相談してください。


●保護具を使うことはもちろん、正しいチェンソーの取り扱い方を学び、実践することも重要です。森づくり安全技術・技能習得制度では、チェンソーはじめ機械・道具の基本的な取り扱いから伐採作業の方法まで、細かく審査を行うとともにテキスト上でも解説しています

 

●情報はお役にたちましたか?足りなかった・さらに知りたい情報は何ですか?ご意見やご質問をお待ちしています。

関連項目

着けていますか?チェンソー防護衣

カッターによるケガを防ぐ「防護衣」の機能を解説。

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