チェンソー・刈払機のキックバック

2014年12月8日 更新


キックバックは非常に危険な現象です

 キックバックは、機械の駆動力によって機械が跳ね飛ばされる非常に危険な現象です。チェーンソーや刈払機を安全に使うためには、キックバックが起きる仕組みを理解し、キックバックが起こりにくい使い方を守らなければなりません。

キックバックが起きる様子

キックバックが起きる様子を再現した動画をご紹介します。

※公開されている動画です。著作権はそれぞれの権利者にあります。

※絶対に真似しないでください。

■チェンソーのキックバック

Youtubeより(カナダの労働安全団体による)

■刈払機のキックバック

(独)国民生活センターの発表資料より(動画あり)

刈払機(草刈機)の使い方に注意-指の切断や目に障害を負う事故も


Youtubeより

キックバックの危険性

 キックバックは以下のような特徴があり、大変危険です。

何の前触れもなく発生する
初めから終わりまで一瞬
非常に強い力で跳ね飛ばされる
作業者は完全にコントロールを失った状態であり、なす術がない
機械が飛んだ先に自分や他人の身体があれば命にかかわる

キックバックはこんな時に発生します

刈払機のキックバックゾーン
チェンソーのキックバックゾーン

キックバックゾーン(キックバックを起こしやすい部分)が物に触れたとき

刃が切れないもの(釘など)に触れたとき

挟まれるなどして、回転が急に妨げられたとき など

キックバックによる災害を防ぐには

キックバックによる災害を防ぐには、キックバックが起こらないようにすることと同時に、キックバックが発生した時に被害が起きないようにすることが重要です。

【キックバックを起こさないために】

●キックバックゾーンを物に当てない

 チェンソーの場合は、切っている木の奥の死角にある枝や丸太がガイドバー先端に触れることでキックバックがよく起こります。

 刈払機では、往復刈りをしてはいけません。往復刈りをすると、【12~3時】のキックバックゾーンを使うことになるためです。右→左に動かすときのみ刈り、左→右に戻すときは刃が物に触れないようにします。

 

●機械を高く持ち上げない

 機械を高く持ち上げると、身体への負担が大きく機械をコントロールしにくくなります。チェンソーは肩より上、刈払機は腰から上に持ち上げないようにします。

 

●チェンソーは、切るときはフルスロットルにする

 チェンソーの場合、スロットルの開き方が中途半端だと切る力が不足してキックバックしやすくなります。

 

●よく切れる刃を使う

 切れない刃では、キックバックが起こりやすくなります。正しい目立てを練習するか、販売店に目立てしてもらいましょう。

 

●キックバック低減ソーチェンを使う

【キックバックした時に被害を起こさないために】

●ハンドルを正しく握る

 ハンドルを取扱説明書の指示通り正しく握ります(振動の影響を受けやすくなるので、力を込めて握りしめる必要はありません)。誤った握り方だと、キックバックした時にチェーンブレーキが作動しない恐れがあります。

 

●慣性自動チェンブレーキがついたチェンソーを使う

 キックバックが起きて機械が急激に動いた時、自動的にブレーキがかかる慣性自動ブレーキを備えているチェンソーを使いましょう。どの機種が慣性自動ブレーキになっているかは、販売店に問い合わせてください。

  

●刈払機は、ハーネスを正しく着ける

 刈払機のハーネス(いわゆる「肩ベルト」)は、刈刃と作業者の距離を保ち、キックバックが起きたときに作業者の方へ刈刃が飛ばないよう制限する働きがあります。これを正しく着用しましょう。

 なお、ハーネスは両肩掛けのものが負担が少なく、刈払機をしっかり保持できるのでお勧めです。

 

●作業者に近づかない

 キックバックした刃が近くにいる人に当たる災害が発生しています(死亡させる恐れもあります!)

 作業者に近づきたいときは、離れた場所から合図をし、作業者がそれに気づいて機械のエンジンを止め、合図を返したのを確認してから近づきます。

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