森づくり安全スポット情報

ハチ刺されの被害と対策

ハチに刺されると激しい痛みに襲われます。それだけでなく、まれにアレルギー症状が起こることもあり、アレルギーが激しい場合命にかかわる恐れがあります。

 

ハチ刺され対策には、アレルギーを持っているのかどうか、自分の体質を知ることが重要です。その上で、刺されたときに慌てずに適切な処置ができるよう準備しておきましょう。

2015年7月15日 更新


ハチ刺されの被害

 局所症状

刺された患部が腫れ、痛みます。多くの場合数日で腫れは引きます。

 

 全身症状

アレルギーを持っている人に起こる可能性がある症状です。

軽度…全身の皮膚が赤くなり、かゆくなったり、身体がだるくなったり、息苦しくなったりします。

中度…胸が苦しくなったり、口がしびれたり、吐き気がしたりします。

重度…声がかすれたり、ぐったりしたり、目が見えにくくなったり耳が聞こえにくくなったりします。

 

短時間のうちに全身にアレルギー症状が現れることを「アナフィラキシー」といい、ショック症状を起こして死亡する可能性もある危険な状態です。救急車を呼ぶなどして、一刻も早く医療機関を受診する必要があります。

アナフィラキシーの症状について詳しく(ファイザー株式会社のサイトへ)

ハチ刺されの応急処置

 すぐに行う手当

その場を離れてハチがいなくなるまで逃げる(威嚇しないように)

針が残っていたらピンセットで外すか、爪ではじいて取り除く

患部の血液と毒液を絞り出す(ポイズンリムーバーが望ましい 口で吸いだすのはやめた方がよい)

患部を冷やす

抗ヒスタミン剤を塗る

 

 以下のようなときは、救急車を呼ぶなどして一刻も早く医療機関へ行きます

アナフィラキシーを疑う症状が現れたとき

アレルギーの有無にかかわらず、首や頭を刺されたとき または何匹ものハチに刺されたとき


首や頭を刺されたときや、多くのハチに一度に刺されたときは、アレルギーを持っていない人でもアレルギー症状が出る可能性があるため、急いで医療機関を受診した方がよいでしょう。


患者を運ぶときは、できるだけ動かさないよう担架などを使います。

アナフィラキシーの症状が現れたときは、「エピペン®」を持っていればそれを使います。

ハチ毒アレルギー検査を受けよう

 ハチ毒アレルギーを持っている人は、次にハチに刺されたときにアレルギー症状が出る可能性があります。自分の体質を知るために、アレルギー検査を受けるようにしましょう(体質は変化するので、1年に1度程度受け直すのが望ましいです)。

 検査の結果アレルギーを持っていることが分かったら、医師に相談して「エピペン®」を処方してもらい、持ち歩くようにしましょう。「エピペン®」はエピネフリン(アドレナリン)を自分で注射できる自己注射器で、激しい症状の進行を一時的に緩和し、医療機関に行くまでの時間を稼ぐことが期待できます。

《参考リンク》

 林災防「蜂・ダニ刺されの予防と対策」

 森林総研「森林レクリエーションでのスズメバチ刺傷事故を防ぐために」

 利根中央病院「蜂刺されの話―全身症状に注意」


 アナフィラキシーってなあに.jp

 エピペン®

 ファイザー「ハチ刺され経験者に対する意識調査」

 

「エピペン®」は、ファイザー株式会社の登録商標です。

 

弊会発行の『森づくり安全技術マニュアル 基本編』では、蜂対策に5ページを割き、文章とイラストで解説しています。ハチ以外の危険な動植物の情報も充実しています。どうぞご活用ください。

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